アンティークビスクドール 刻印9のみ ターンショルダーヘッド(やや右を向いている。ケストナーによくあります) 早い時期のオープンマウス　 ガセットタイプキッドボディ，初期の色白！ 右手、右首にラインあり。右手は補修してあります。首ですが、後の外傷では付くはずが無い位置なので、製造時の温度変化等による物と思われます。 度重なる修理のせいか、左右の膝の位置がずれてきていますが、ドレスで分かりません。元々ガセットタイプは関節の曲がりが良くないですが、このドールは補修によりほぼ曲がらないので、座れません。ドールスタンドを使用するかクッションに立て掛けるなどしてください。 メーカーについてはまったくわかりません。ジャーマンと思うのですが、ペーパーウェイトアイで、リムのカットはフレンチのように深いです。(深いカットのジャーマンもたまにあります) ファッションドールの影響が残っているような、頭が小さくボディと足が長めの体型です。1880年代の古いドールではと思います。 ボディの状態はかなり悪いです、画像を撮った後も右腕を補修しています。おがくず漏れの無いようワタを詰め皮を貼っていますので、飾るだけなら大丈夫ですが、補修用のシープスキン(画像のグレーのもの)をご入用なら同封いたします。(配送時の揺れでおがくず漏れが起こるかも知れません) 約57cm ウィッグは化繊、花を挿した編み込みの、とてもフェミニンなかわいいものです。このドールの柔らかい雰囲気によく似合っています。乱れています。 ドレスは化繊、縫い付けてあったので糸を切って洗いましたがシミや変色がかなりあります。(洗い直したいならフリンジのアイロンに地獄を覚悟してください)アイロン後、アンティークレース(一部ヴィンテージ)を縫い付けています。古風なバッスルスタイルはオリジナルの再現かも。胸元のモチーフは元々で、外してドレスを洗ってからまた縫い付けました。素敵です。ブローチは付きません。スカートと上着に着替えやすいよう紐を付けていますが、一部また縫い付けています。 着替えやお座りなど控えられましたら十分このままで楽しんでいただけると思います。 百数十年に渡り大切に受け継がれてきたドールです。当方で出来るだけのことはさせていただきましたので、その思いをまた受け継いでいってくださる方、よろしくお願い致します。